ボイヤンシー・コンペンセーター
どれだけの揚力のウィングが必要か、どうやって決めるのですか?最適なウィング選ぶには、ある程度ウェイト調整と浮力の基本をマスターしていることが必要です。 安全の確保にも、デコストップをするにも、正しいウェイト調整ができていることがまず要求されます。バディブブリージングをする状況の、タンクがほとんど空(極端に浮きぎみになる)のときには、最初のウェイトバランスが非常に重要になります。ウェイト調整のチェックは、限定水域の浅場で簡単にできます。ウィングからすべてガスを抜き、タンク残圧を50psi(35kg)の状態で、3mで中性浮力になるようにウェイト調整をします。中性浮力が維持できないときには、ウェイト量を増減して調整します。オーバーウェイトへの願望は抑えてください。オーバーウェイトなほど浮力コントロールが複雑になります。 一度正しいウェイト量が決まったら、浮力の変化要因の計算は簡単です。 どれだけの揚力が必要ということと、装着するウェイト量とは本来ほとんど関係ないのですが、ダイバーの浮力変化の要因にはなります。ダイバーの浮力変化は、タンク内のガス重量の変化と、ウェットスーツ(あるいはネオプレンのドライスーツ)の深度による圧縮で、浮力が減ることから起きます。トリラミネート(シェルタイプ)やクラッシュド・ネオプレンのドライスーツでは、深度による圧縮は起きないので、浮力変化の計算はもう少し易しくなります。平均的な6mmのファーマージョンのウェットスーツでは、深度30mでおよそ4kg浮力が減り、80サイズタンクの空気の重量は約2.8kgなので、80サイズのタンクの6mmのファーマージョンのウェットスーツを着たダイバーの、スタート時(30m深度で残圧がほぼ満充填からダイビングをスタートするとして))からダイブ終了時(タンク残圧35kgとして)までの浮力の変化は、最大6.8kgになります。ダイブの開始時(深度下)に中性浮力でいるためには、6.8kg揚力に等しいガスをBCに加えなければなりません。 ウィングのサイズを決定するには、他にくつか条件があります。BCを外したときに浮くことも、その条件の1つです。この条件はマストではありませんが、役に立ちます。ゴムボートからダイビングして水面で器材脱着をするときは、この浮力の余裕が役に立ちます。この場合、タンクを浮かせる揚力に、そのシステムに使われているウェイト量を加えて必要な揚力を決定します。 器材構成を変更するときは、ダイビング現場で使用する前に、器材の変更が水中での性能にどのような影響があるのか、確認のために何回かバディともにチェックダイブすることをお勧めします。 ダイビング目的に合った揚力のウィングを、慎重に選んでください。揚力過剰はさけてください。揚力過剰のウィングは浮力コントロール、トリムコントロールの妨げになるだけでなく、水中抵抗が増してエネルギーのロスにつながります。 |




