ボイヤンシー・コンペンセーター

ハルシオンのMCシステムはリクリエーション・オープンウォーター・ダイビングにも適していますか?

ハルシオンのDIRの理念は、テクニカル・ダイバーを目指すかどうかは関係なく、すべてのビギナー・ダイバーにもあてはまる考え方です。DIRの器材セットアップは、ジャケットスタイルのBCに比べて、邪魔なものが少なく、動きを妨げるものがありません。水中での抵抗が大きく減り、股ストラップを使用することで、ジャケットタイプのBCよりも安定した装着ができます。邪魔なかさばりが少いので、給排気用インフレーターホースは初心者にも、すぐに見つけられ手が届きます。バックアップ・レギュレーターはつねに同じ場所(胸の3角エリアのどこかではなく、タンクの横から垂れ下がることのない、確認しやすい顎の真下)にあります。生徒はバックアップ・レギュレーターを探す必要はなく、クリップを外して呼吸すればよいのです。まさにいつも必要な場所にあるからです。
ロングホースを使用する意味は、初心者でも空気の与え手になれること、さらに実際のバディ・ブリージングのときに、スペースの余裕がもてるところです。この余裕はショートホースからは生まれません。残圧計は見下ろすだけで、いつでも読める位置にあります。器材に余分な出っ張りがなく、BCの膨らみも少なく、残圧計を遮るものがありません。また深度計は他の計器とコンソールに入れずに、必ず手首に装着するので、いつでも見られます。DIRの器材セットアップでは、余分なものはできる限り排除されているので、普通のラップラウンドタイプのBCを着装したときのような、閉塞感やパニック感を初心者に与えません。DIRの基本の考え方の1つに、できるかぎりの体力セーブがあります。水中をスムースに動ける器材デザインは、無駄な動きや余計な器材抵抗を減らし、エネルギーの無駄使いをさせないので、生徒はスキルの練習に専念できます。

探検レベルのダイビングでは器材のシンプルさが絶対条件です。余計な器材を減らし、まるで鳥の巣のようにぶら下がるホースやアクセサリーをはぎとって、すっきりとした装備にした、探検レベルの流線形セッティングは、ビギナーやオープンウォーター・レベルのダイバーにも、大きな利点があります。器材構成のシンプルさは、エア切れの回避にもつながっています。