スカウト・ライトがダイビング市場でユニークな存在なのは、その細部にまでこだわった設計にあります。スカウト・ライトには、ダイビングライトの条件、明るさ、コンパクトさ、信頼性、使いやすさ、手入れの簡単さ、頑丈さなどの条件が理想的に組みこまれています。市販のライトの多くは、バックアップライトの条件を取り入れた、明るい小型ライトにすぎません。
同じ電圧のバッテリーとバルブを使用する設計になっています。スカウトの、4.5ボルトのバルブには4.5ボルトのバッテリーパックが組み合わされています。この厳しい電圧設計によって、バルブの故障が減り、バルブの寿命が伸びます。他のライトでは、明るさを得るために、電圧を上げて、バルブに“無理”をさせるのが普通で、バルブの故障の原因になりバルブの寿命を縮めています。
“ツイスト操作”:
スカウト・ライトはライトヘッドをツイスト(ねじって)操作します。従来のライトの“スイッチ”をなくしました。従来のスイッチには防水性を保つOリングが必要で、このOリングじたいが水漏れの原因になることがあります。スイッチは誤って“ON”状態になることがあり、バッテリーを消耗させ、点燈可能時間を短くします。このようなトラブルはとくにバックアップライトには大きな問題です。スカウトに使われるOリングは、開口部のシーリングに1カ所だけです。それだけ水漏れや故障の可能性が非常に低いことになります。
“無垢削り出しの本体構造”:
ライト本体はデルリン樹脂棒から機械によって削り出されます。デルリン樹脂は非常に丈夫で信頼性が高く、他の素材に見られる弱点がほとんどありません。ライトによっては、大深度下で、ライト本体に過大な圧力がかかると、つぶれる、亀裂が生じる可能性があります。深度が増すと、勝手に点燈してしまい、浅いところに戻るまで、消えないライトもあります。
棒状のデルリン樹脂から削り出された、スカウト・ライトの筒形デザインが高い信頼性を実現しました。苛酷なコンディションで使用されるライトには、デルリン樹脂は最適の素材です。市販のライトのなかには、平らあるいは楕円などの形状ものがありますが、大深度の圧力に耐えられずに、ライトに変形、亀裂などが起きる可能性があります。
チェックバルブ付きのライトもあります。チェックバルブは、本体内部の過剰なガス圧力を逃がす目的でつけられています。このチェックバルブから、少量ですが水が内部に入ります。普通は気がつかない程度なのですが、ゆっくりと内部機構を腐食させ、ライトの故障を起こす可能性があります。
“メンテナンスが簡単”:
スカウト・ライトはメンテナンスと修理の非常に簡単な構造になっています。スカウト・ライトに使われているパーツは全部で5個(3個のバッテリーは除く)だけ。メンテナンスは簡単です。必要なときにバッテリーを交換し、1個だけのOリングを潤滑(ごくたまに)するだけです。水漏れが起きたときときの手入れも、すべてのライトの中でもっとも簡単です。バッテリーの交換(必要なら)、バルブの交換(必要なら)、そしてバッテリートレイをクリーニングするだけです。スカウト・ライトのバッテリートレイは取り出して、清拭あるいは洗浄液でクリーニングできます。他のライトのバッテリートレイには手が届かないこと多く、メンテナンスができないか、あるいはメーカーに送らないとメンテナンスができないものがあります。
“直線デザイン”:
直線デザインのスカウト・ライトは、どこにも収納でき、ハーネスのDリングをはじめどこにでも装着できる、持ちやすいデザインのライトです。他のライトのなかにはバッテリーを1つずつ外して入れる面倒なものもあります。幅広ボディタイプのライトは、厚い手袋をした手には大きすぎて長時間ライトを保持できません。
“全体”:
スカウト・ライトは、市販されているライトの中で、もっとも信頼性の高い、頑丈で、メンテナンスのしやすいライトです。さまざまな ダイビング環境で要求される条件を、しっかりと念頭に置いて設計製作された最高のライトです。