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ハルシオンが提案するウエイティング・システム

スクーバダイビングは中性浮力に始まり中性浮力に終わると言われていますが、正確な中性浮力を会得するためには適正なウエイト調整が鍵となります。ハルシオンは総ウエイト量、脱装可能なウエイト、ウエイトの装着場所から成るバランスがとれたウエイティング・システムが重要と考えています。以下にハルシオンが提案するウエイティング・システムをご紹介します。

 

1BCDに空気が全く入ってないか、ほんの少し入っている状況で、水面下3メートルで安全停止ができるウエイト量が必要になります。どのくらいウエイトが必要かということは、使用器材全ての水中重量がどうなっているかを評価することで推定できます。ただし、水中重量の違うダイビング器材に変更するといった際には、その都度計算する必要があります。例えば、厚めのウエットスーツを使用する場合、水面および水面近くでは浮力が非常に大きくなる一方、深場では極端に浮力が小さくなります。また、ダイビングの終了近くになるとタンクの空気を消費した分、浮力が増します。これらのダイビング中に浮力が変化する器材については、そのダイビングで最も深い深度と水面付近の最も浮力変化の激しい2ポイントを考慮に入れてウエイト調整をします。

 

では、具体的にどのようにウエイト量を決めるのかという点ですが、ダイビングを始める前に全ての器材を装着し、BCD内の気体を全て排気した時に(ドライスーツ使用時はドライスーツ内の気体も全て排気する)水面がマスクの中央辺りで上下するウエイト量を調べ、ダイビング終了時のタンクの浮力が増加した分を相殺するために12kg追加します。ハルシオンは上記のウエイト調整に加えて3mでの安全停止時にタンクの残圧が30Barになるまでタンク内の空気(ガス)を放出し、同時にBCD(ウイング)から全ての気体を排気しても同じ深度で安定したホバリングができるかどうかを確認することをお薦めしています。当然のことですが、このウエイト調整にはバディの協力が必要です。

 

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ハルシオンは、ダイバーが水底から水面まで不必要な負荷を負わずに浮上するために部分的にウエイトを取り外せるようにしておくことが望ましいと考えています。現状では、多くのダイバーはウエイトベルトに全てのウエイトを装着していますが、このウエイト装着方法はできるだけ避けて欲しいと思っています。その理由は、緊急時に自発的にウエイトを捨てる、もしくはトラブルが発生しウエイトベルトが外れてしまったときなどウエイトを全て失うことになり、制御不能な浮上を引き起こすことになります。その場合、悲劇的な結果が伴うことが多く、この制御不能な浮上を避けるには総ウエイト量の一部を脱装できるようにウエイトを装着する必要性があります。それを可能にするのがアクティブコントロール・バラスト・ウエイトポケットです。このアクティブコントロール・バラスト・ウエイトポケットは、片側最大収容4.5kgと、2.7kgの2タイプがあり、必要量のウエイトの増減、全量の脱着の容易なリリースバックルが採用されています。

 

ACB10-sideview[1].jpgもう一つのウエイトに関わる重要な側面として、タンクに関するものがあります。多くのダイバーが経験することですが、ダイビングを終了して水面に上がった時に水面で安定した姿勢を保てないことがあります。もし意識のないダイバーがこの状況に陥れば、水面にうつぶせとなり溺れに繋がる可能性が高くなります。これはBCDの種類もしくは形状の違いによって引き起こされるものではなく、単純にタンクの浮力が増したことが原因であると考えられるようになってきました。したがって、タンクが重い状態を維持することが肝要であり、トリム・ウエイトポケットを使用することによりタンクに重量を加えることができ、より安定した水面の姿勢を保つことが可能になると同時に腰にウエイトが集中することを回避できるので腰の負担を減らすことができます。また、腰からウエイトを減らすことにより水中で腰が落ち、体がたってしまう現象を防ぐことができ、より安定した水中姿勢を保ちやすくなります。

 
Trimweights_open[1].jpg

上記の方法で適正なウエイト量とウエイトの配置ができると、水中移動するときの抵抗が少なくなり、ネルギーを必要以上使わなくなるので快適にダイビングができるようになるのと同時に砂の巻き上げ等の環境へのダメージを軽減することができます。環境に配慮し、省エネですいすい水中移動できるすばらしいダイバーになるために上記のウエイティング・システムを参考にして頂ければ幸いです。

Trimweight_bimini[1].jpg
 

<ウエイト装着参考例>シングルタンクダイビングでトータル約5.0kgのウエイトが必要な場合、以下のように配分できます。

 

アルミニウム・バックプレート(0.7kg)。

アクティブコントロール・バラスト・ウエイト・ポケット。ポケットあたり1.0kg.

トリム・ウエイトポケット。ポケット当たり1.0kg.

 

このシナリオでは、トータルのウエイト量の約45%がいつでも、リリースできます。アルミニウム・バックプレートとトリムウエイトが、ほとんど空になったタンクの浮力増加を相殺してくれます。

 

Weighting_trim_Bimini[1].jpg

なお、バックプレート・ハーネスタイプのBCDを使用していない場合は、ウエイトベルトにアクティブコントロール・バラスト・ウエイトポケットを取り付け、タンクバンドにトリム・ウエイトポケットを装着することによりこのウエイティング・システムを作り上げることができます。

 

なお、ハルシオンウエイティングシステムはハルシオンディーラーでお求め頂けます。12ポンドアクティブコントロール・バラストポケットとトリムウエイトポケットの小売価格はそれぞれ16,500円(税抜き)、5,800円(税抜き)となっております。また、取り付け方法など不明な点などございましたら、ご気軽にハルシオンジャパンまでご連絡頂けますようお願いします。

 

皆様の安全でエキサイティングなダイビングをサポートするための革新的な製品開発に今後とも注力してまいります。どうぞハルイオンの製品ラインアップにご期待下さい。